真田 一機さんの日記(♂ 46歳 宮城県)
放っておけなくて、本当に好きになってしまったシングルマザーさん、
12話になってしまいました、いつも読んでくれて有難うございます。
初めて読む人の為に、 固有名称は身バレ防止で変えていますが
実際有った話です、では12話書きます。
麗子に貸すのは 3日後 出張で北上に行く日だ、真田は今すぐにでも持って
行ってあげたい衝動に駆られたが、どんなに急いでも真田の住んでいる街か
ら高速でも1時間かかる、それに奴が何時麗子のアパートに来るかもしれな
いそういう訳でその日はやめた。
出張当日、北上での仕事が終わったのが5時過ぎ 麗子と会うのは6時過ぎ
子供達に夕ご飯を食べさせてからだ。
何時もの待ち合わせ場所で待っていると、麗子は子供達と三人で現れた
【アイスクリームを買いに行くんだって】麗子は自分だけ真田の車に乗ると
そう言った。
【一緒に行かないのか】
【一緒に行こうって言ったら 行かないって】
【その代わりアイスクリーム買って良いっていうから そこのスーパーまで2
人で行くって】
真田は 又子供達に申し訳ない そう思い 仲良く歩いている2人に【ママと大
事な話があるから ごめんな 30分で帰って来るから】そう言って近くの河
川敷広場に向かって車を走らせた。
真田は河川敷駐車場に車を停めると、【はい これ12 、子供達の為に夜は辞
めて 身体を治して】そう言って封筒を差し向けた
麗子は少しためらいながら【いいの ? 落ち着いたら必ず返す】そう言って
バックにしまった。
体調は まだ戻らず ご飯も食べたく無い 牛乳ばっかり飲んでいるらしく
やはり元気がない、それと奴が来るとますます 気分が悪くなる そんな事を
話した。
【Hはしていないよな】
真田はどうしても気になっている事を多少ためらいながら聞いた。
【してないよ、顔を見るのも嫌、二、三回 迫って来たけど 拒否してる
寝込みを襲われないように 子供達と一緒に寝てるから】
奴が来る日は、ホテルとかにみんなで避難したら】真田はそう提案をした。
【そうしたいけれど そんなお金ないよ】・・・・・
しばらく沈黙が続いた。
【避難費用 出すよ】真田の何か堰が切れた瞬間だ、以前車を買ってあげた
昔付き合っていたシングルマザー 、その前の人もシングルマザー、本当に
弱い、麗子にお金を渡した事で 又真田の非情になれない部分が出た。
【そろそろ時間だ 】真田はそう言うと麗子を抱き寄せ キスをした、麗子も
片腕を真田の背中に回した、帰りたくない お互いのその思いが ディープな
キスをさせる。