水やりも肥料も完璧なのに、なぜレタスは枯れるの?
水耕栽培をしているあなたは、こんな経験はあるはずです。
・ 葉先が茶色く変色し始めて、どうにも止まらない
・ 下の葉から黄色くなり、レタス全体がしおれてきた
・ 根が茶色くドロドロして、ついに全滅してしまった
私も、何度か「全滅の危機」を経験しています。
水も肥料もあげているのに、なぜか枯れていく…
そんな時、肥料の追加、液肥の全交換をしますが、1日、2日で結果が見えないので困りますよね。
これらの問題は、あなたのやり方が悪いのではなく、道具の限界と「水質」の不安定さが原因です。特に100均グッズなどで簡易的な水耕栽培を行う素人栽培には、特有の3大失敗原因があります。
本記事では、その失敗原因を特定した、私が「これさえあれば失敗しない」と確信した2,000円程度の確実な解決策をご紹介します。(・・・pHメーターですけどね。)
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レタスが枯れる3大失敗原因と100均栽培の限界
レタスが枯れる原因は様々ですが、100均の簡易的な道具で起こる失敗は、以下の3つに集約されます。
失敗1:葉先が茶色く枯れる(チップバーン)
症状
新しく出てくる葉の先端や縁が茶色や黒に変色し、パリパリに枯れていきます。

100均栽培の限界
この現象はチップバーン(カルシウム欠乏症)と呼ばれ、肥料の成分が足りないのではなく、水質のpHが急激に変動することで、レタスがカルシウムを吸収できなくなっていることが原因です。
致命的な理由
大きい容器でも発生しますが、特にペットボトルなどの小容器は水量が少なく、水温や蒸発で水質が激しく変わりやすいため、pHが制御不能になりがちです。カルシウムは植物内で再移動しにくい栄養素であり、水質が悪化するとすぐに新しく成長する葉先に供給が滞るため、症状が真っ先に現れるのです。
失敗2:下の葉から黄色くなり、根が茶色い
症状
下葉がしおれ、根がドロドロしている(根腐れ)。
100均栽培の限界
根腐れの主な原因は、液肥の水温が高すぎるか酸素不足です。水中に溶け込める酸素の量は、水温が25°Cを超えると急激に低下し始めます。 特に夏場、窓際に置いたペットボトルは熱が伝わりやすく、液肥の温度が上がり、水中の酸素が激減します。
致命的な理由
根が酸欠になると、せっかくの栄養を吸えず、病原菌(特にパイシウム菌などの水生菌)が繁殖して全滅に繋がります。
失敗3:全体的にひょろひょろで、色が薄い
症状
茎が細く長く伸びる(徒長)し、葉の色が薄く、収穫量も少ない。

100均栽培の限界
これは肥料(EC)の濃度が不適切なことや、光の量や質が足りていないことが原因です。レタスの最適なEC値は、一般的に1.2〜1.8mS/cm程度とされていますが、勘で肥料を足すと「肥料焼け」でかえって枯れるリスクがあり、素人には適切な濃度の見極めが不可能です。
致命的な理由
茎が細く長く伸びる(徒長)のは光量不足のサインでもあり、栄養(EC)が適切でも光が足りないと徒長し、収穫量が激減してしまいます。
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【実体験】pHメーターで「原因不明」を解決する
私がレタスのふちから茶色く枯れていく症状(チップバーン)で悩んだのは、「原因が特定できないこと」でした。
ネットで調べて「チップバーン」らしいことはわかりましたが、はたして自分の栽培キットの液肥は
「酸性なのかアルカリ性なのか、どっちやねん!」ということです。
液肥を増やすべきか?水を足すべきか?手探り状態です。
※液肥を半分程度、入れ替えても、交換後のpH値かわからない・・・
神降臨:pHメーターの導入
素人栽培で失敗を避ける唯一の方法は、勘や経験則ではなく、数値で異常を把握することです。
液肥の全交換が水質問題解決の最良の手段ということはわかります。でも、水耕栽培キットだと、液肥が20リットル前後入っているので手間ですよね。正直、私は面倒でやりたくありませんでした。
今思うと、水耕栽培を始めた直後、問題が発生する前に購入しておけば良かったです。
pHメーターはチップバーンの解決に、ECメーターは生育不良の解決に不可欠です。
まずは、最も致命的なチップバーン(葉先が茶色く枯れる)を解決するpHメーターから導入し、水質の不安定さから解放されましょう。
pHメーターは、単なる道具ではなく、あなたの時間、資材、そしてモチベーションを守るための「安心感」を買う初期投資です。水耕栽培を続けるなら絶対必要になると断言します!
【私が実際に購入】2,000円で買えるチップバーン解決の「神ツール」
pHメーターはプロ仕様の高価なものもありますが、私たちの趣味レベルであれば、2,000円〜3,000円程度の製品で十分正確に測れます。
私が購入したpHメーター
安価でも信頼できる製品を選びましょう。
購入時のポイント
安すぎるものは精度が低い場合があります。最低でも2,000円を目安に選ぶと良いでしょう。
応用術:pH調整は「100均の重曹、クエン酸」で十分!
pHメーターで測定して数値がわかれば、その後の調整は低コストで可能です。
pHメーターを購入し、水耕栽培キットの早速水質を測りました。その結果・・・
めっちゃ酸性・・・
恐らく、ちぎれた根やゴミがバクテリアに分解され酸性になった?と考えられます。
原因が特定できれば後は簡単。酸性を中性にするには重曹。
ということで、家には掃除や洗濯に使用している「重曹」も料理に使用している「クエン酸」もあったので、なんとか中性にすることができました。
※中性になるまで、酸性とアルカリ性を3往復くらいさせました。ま、あるあるです。
pHを下げる(酸性に傾ける)
100均で購入できるクエン酸(粉末)を少量溶かす。
pHを上げる(アルカリ性に傾ける)
100均で購入できる重曹を少量溶かす。
pHメーターがあれば、高価なpH調整剤は不要。低コストで水耕栽培を続けられます。
失敗回避のための他の解決策
チップバーン解決のためのpHメーターは必須として、他の2つの失敗(根腐れ、生育不良)を回避するための、持っていた方がいい安価なツールも紹介します。
失敗2の解決:水温計と小型ファンのセット
根腐れを防ぐためには、水温を25°C以下に保つことが重要です。
水温の見える化
安価な水温計を液肥容器に入れるだけで、水温の上昇リスクを常に把握できます。
対策ツール
夏場の水温上昇時には、水面に風を送るための小型ファン(USB給電タイプなど)や、水槽用の小型タイマーを併用することで、根腐れリスクを激減させられます。
失敗3の解決:高性能液肥で確実に成長させる
生育不良の原因は、多くの場合、栄養バランスの偏りです。
液肥の限界
100均や園芸用の一般的な液体肥料は、水耕栽培に必要な微量元素が不足している場合があります。
対策ツール
水耕栽培専用の液肥(ハイポニカ液肥など)は、失敗を避ける最も簡単な方法です。少量パックから試してみましょう。
pHメーターは万能の早期警告システム!3大失敗に効く応用思考
本記事で特定した3大失敗原因は、すべて「水質の不安定さ」という根本でつながっています。
pHメーターは、単なるチップバーン対策に留まらず、水耕栽培のすべてのトラブルを未然に防ぐ「万能の早期警告システム」として機能します。
pHメーターが「根腐れ(失敗2)」を防ぐメカニズム
根腐れ(酸素不足)が起こる直前、液肥の腐敗によって水質が急激に悪化し、pH値が予測不能な急変動を起こすことが多々あります。
私の場合も、成長した根の隠れた部分で根腐れを起こしていた可能性もあります。そのまま放置していたら、チップバーンで葉が枯れて、根腐れが広がり、手の施しようもなく全滅という事態になっていたかもしれません。
早期警告
pHメーターで日々のわずかなpH変動をチェックしていれば、根腐れの症状(根が茶色くドロドロ)が現れる前に、水質の異変を察知し、水温管理や液肥交換といった先手を打った対策を取ることが可能になります。
pHメーターが「生育不良(失敗3)」のコストを減らす
生育不良の根本原因はEC(肥料濃度)ですが、ECが適切でもpHが不安定であれば、植物は栄養を吸収できません。
吸収効率の最大化
pHを常に最適な弱酸性(5.5〜6.5)に保つことで、液肥の栄養吸収効率が最大化します。これにより、高性能液肥をムダにすることなく、投入した分の効果を最大限引き出し、生育不良を確実に回避できます。
計測器の導入は、あなたの「知識」を次のレベルへ導く投資
pHやECを計測することは、あなたの水耕栽培を「なんとなく」から「論理的制御」の世界へと導きます。数値に基づいた対策を取ることで、あなたは失敗からではなく、データから学ぶようになり、結果的にプロの専門知識を習得する最短ルートを歩み始めます。
「葉が枯れてきたけどどうしよう」
「液肥の色が変色してきた気がする」
では、手遅れになります。
これからは、1~2週間毎の液肥追加時に、1分、pHメーターで数値を見てください。
水質の悪化を知ることで、根と葉の病気の予防にもなり、液肥交換の目安もわかります。
まとめ:2,000円の投資で素人栽培を成功に導く
水耕栽培でレタスが枯れるのは、あなたの努力不足ではありません。「pH、温度、栄養濃度」という見えない環境が不安定だからです。
私が経験した、「原因が特定できない不安」から解放されることが、長く趣味を続けるための最大の鍵です。
pHメーター(約2,000円)
チップバーンや栄養吸収不良の原因を特定し、水質を安定させる「万能の早期警告システム」。
水温計/小型ファン(約1,000~2,000円)
根腐れを防ぎ、酸素不足を解消する。
たった2,000円の投資で、失敗という不確実性から解放され、レタスを枯らさずに最後まで収穫できるようになります。
水耕栽培を始める人、水耕栽培をしているけどpHメーターを持っていない人、全員にアドバイスしてあげたいです。
「pHメーターだけは買っとけ」っと。
次のステップは、大きめの水耕栽培キットで沢山育ててみませんか?ハイポニカプラーボは私が一度も失敗したことが無いおすすめの栽培キットです。





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