【秋田の冬】水耕栽培は「石油ストーブ」で激変!ガスを石油に変えて24時間温かく過ごす「がんばらない」節約術

水耕栽培

冬の朝は寒いですよね。

特に北国だと、ストーブやエアコンを付けた後、布団に戻り、「あと5分……いや10分」となかなか布団から出られません。

もし、あなたも北国にお住まいなら、わかってくれるはず。いや、北国にお住まいでなくてもわかってくれるはずです。

こんにちは、ネコぷにゅです。

私は脳梗塞を経験しました。そんなこともあって、今は無理をせず、いかに楽に、効率よく生活するかを考える日々です。冬は部屋の寒暖差による血圧の変化も気になる体調なので、ぬるく生きるよう心掛けています。

数年前、自宅のリビングに「石油コンロ」を導入しました。リビングでは以前から「水耕栽培」でサニーレタス育てていたのですが、これが意外なほど相性が良かったです。

最初から綿密な計画を立てて狙っていたのではなく、「これ便利だな」と選んでいったら、いつの間にか全部が数珠つなぎになってしまった。そんな、ちょっと面白い結果になったので詳しくお話しします。

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石油コンロ導入でガスレンジを使わなくなる

便利そうだと思って使い始めたのが石油コンロでした。


料理中のキッチンは温かい

私は秋田県に住んでいます。冬、キッチンに料理をしに行くと、キッチンにはリビングの暖気が移動し、逆にキッチンの冷気がリビングに入ってきます。

そして、料理を始めると、ガスレンジの熱でだんだん暖かくなっていき、キッチンが温かくなる頃には料理は終了。

それに、料理中に換気扇を回すと、せっかく他の暖房で温まったリビングの空気まで、どんどん外に逃げてしまいます。

これは以前から「熱効率が悪すぎるな」と気になっていました。

石油コンロをリビングに置いて料理をすれば、料理中に出る膨大な熱がそのままリビングの暖房として再利用されます。

エネルギーを外に捨てずに閉じ込める。これだけで、リビングの快適さが一段階上がります。

料理の質が上がり、ガス代まで浮いてしまう

最初は節約目的もありましたが、使ってみると想像以上に石油コンロの火力は安定していて、揚げ物と強火料理以外、ほぼどんな料理でも作ることができます。

それで、石油コンロが得意とする煮物を頻繁にするようになり、目の前で煮えている状況が見れて、味見も頻繁にできるので、料理の質は格段に上がります。

そうすると、わざわざ寒いキッチンに立って、石油より割高なプロパンガスで料理する理由がなくなり、結果としてガス代はガクンと減りました。

これは「節約のために我慢した」のではなく、「石油コンロで料理したらガスコンロを使う必要が無くなった」。そしたら、「料理が美味しく」、「リビングも温まった」という、棚からぼたもち的な結果です。

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寒い時期でも水耕栽培を継続できる

石油コンロを使うようになって水耕栽培にも変化がありました。リビングで育てているリーフレタスが寒い時期でも成長が止まらなくなったのです。

なぜ石油コンロで冬の水耕栽培ができるようになったのか

「冬の室内栽培」について書かれた他の記事を見ると、「暖房を使って温度を適切に保ちましょう」とよく書かれています。

理屈としては正しいのですが、いざ実行しようとすると、ファンヒーターや反射式ストーブでは少し都合が悪いんです。石油コンロの24時間運用がミソです。

深夜の温度低下という「脆弱性」

多くの家庭では、寝る時にファンヒーターを消しますよね。火災の心配もありますし、何より電気代や灯油代が気になります。で、朝起きる直前にタイマーをかけるのが一般的です。

しかし、これだと野菜にとっては厳しい環境になります。暖房が切れた深夜、リビングの室温は明け方には10度以下、寒冷地なら5度近くまで急落するからです。

これでは、昼間に温かくしてライトを当てても、夜間に根っこが冷え切って成長が止まってしまいます。成長が遅くなるならまだマシで、普通なら成長せずに枯れてしまいます。

偶然の石油コンロ「24時間定常運用」

そこで活躍したのが石油コンロでした。「家全体を寒くしないため」と、「朝のリビングを快適にするため」、寝る時は石油コンロを弱くして消さないようにしたのです。

弱くしているとはいえ、夜中に人の出入りが無く扉を閉め切ったリビングは、およそ20度前後で安定し続けます。

火力が小さいため灯油の減りも驚くほど少ないです。何より「朝、布団から出られないほどの寒さ」でも、リビングに行けば、いつでもホカホカです。

この「安定した20度」の中では、外が吹雪いていようがレタスには関係ないんですね。暖かくしてガンガン光を当てているんだから、冬でも育つ。ま、当然か、という感じです。

リビングで石油コンロを運用したことにより、偶然、「冬の水耕栽培の温度を保つ」条件をクリアできてしまっていたのです。

「ああ、そりゃそうだよね」という妙な納得感があります。

寝ている間も石油コンロを付けっぱなしにするなんて勿体ないと思った方、石油コンロを料理などに使用して、ガス代が2,000円安くなったとします。2,000円だとポリタンク1つぶんくらいですね。それくらいあれば、寝ている間に消費する石油を賄えます。

石油コンロでガス代から石油代の変換を行うとで、出費を増やす事無く、24時間リビングを快適にできました。


LEDをつけっぱなし、部屋の明かりが不要

我が家の水耕栽培(ホームハイポニカPLAABOなど)は、夏場のコケ発生や水温上昇が嫌なのでリビングでも日当たりの悪い場所に置いています。

夏場でも植物育成用LEDライトは必須なのですが、冬の北国は曇り空も多く、当然のように、ライトはずっとつけっぱなしです。

野菜の光がそのまま「リビング照明」になる

最近の植物育成用LED(LEDの選び方とおすすめ)は、直視できないほど爆光です。これをつけていると、夕方になってもリビングのメイン照明を点ける必要がなくなりました。

部屋を明るくしないと「さみしい」、「貧乏くさい」と感じるなら別ですが、間接照明のような明かりでもイケるという方なら、植物育成用LEDライトの明かりだけで過ごせます。

「野菜を育てるための電気代」が、実はそれがそのまま「リビングの明かり」を兼ねていた。電気代を二重に払う必要がなくなったわけです。

LEDの廃熱すら「リソース」として回収する

オマケですが、注目したいのがLEDの「廃熱」です。高出力のLED基盤にあるアルミの放熱板は、触ると結構な熱を持っています。

これも24時間稼働していれば、部屋を温める補助暖房になります。LEDを吊るしているラックの上段では、リーフレタスより若干育成温度が高い「豆苗」を育てると良いです。これも、配置を計算したのではないですが偶然そのようなベストな配置になっていました。

石油に続き、電気も「野菜の成長」「部屋の照明」「微弱な暖房」の3役に使えている。この、「〇〇したら、偶然〇〇できた。」という、意図したわけではない棚ぼたは、非常に気持ちがいいものです。


冬の水耕栽培は、実は一年で一番「楽」

夏の水耕栽培で一番の敵はアブラムシなどの虫と、水温上昇による根腐れです。ところが、冬の室内栽培にはこのリスクが全くありません。アブラムシの撃退はコチラの記事で解説しています。

虫のいない「クリーンルーム」環境

まず、外は氷点下ですから、窓を閉め切っていれば虫が入ってくる経路がありません。もっとも、換気のために窓を開けても虫自体がいないのですけどね。

さらに、夏場は液肥が熱くなりすぎて根が腐ってしまうことがありますが、冬なら石油コンロが作る「20度」という一定の温度が、液肥にとっても一番心地よい状態を保ってくれます。

窓際で栽培しても、直射日光によるコケの発生はまずありません。

ほったらかしでも綺麗に育つ

手入れは、たまに水を足すくらい。2リットルのペットボトルで水を追加して、微粉ハイポネックスを付属のスプーン1杯直接入れるだけ。水流で勝手に溶けてくれるのでかき混ぜるも何もしていません。


「今日はどの辺を食べようかな」と眺めながら、まったりコーヒーを飲んでいる。そんな時間が、療養中の私には丁度いいんです。

部屋の温度さえ確保できれば、冬の室内栽培は、難易度が高いどころか、実は最も失敗しにくい「超イージーモード」の栽培方法かもしれません。


家を守るための火と湿度の管理

このシステムを運用する上で、私が気をつけているのが「火」と「湿度」です。

石油は入れすぎない、燃焼具合を観察する

給油が面倒だからと、石油を入れすぎないようにしてください。石油を給油口ギリギリまで入れると、芯が石油を吸いすぎて、消火しても芯の火が消えないことがあります。

面倒でもメータの上限でストップしてください。

また、燃焼時、炎が均等な円になっていない場合、芯の一部だけ異常に焼けたということなので、修理に出してメンテナンスしてください。この辺は火事に直結する問題ですので、「節約」や「快適さ」とは区別してストイックに対処しましょう。

家を留守にする場合は消火します。ただし、前もって石油コンロでお湯を沸かしておけば消火後もお湯からの放熱で部屋の温度が下がるのを少は防いでくれます。

湿度は40%〜50%で十分

石油コンロも、水耕栽培も、どちらも部屋の湿度を上昇させます。他の記事では「冬は乾燥するからどんどん加湿しましょう」と冬場の加湿を推奨しますが、石油コンロにやかんを乗せると、あっという間に60%を超えます。北国の冬だと、窓が結露で滝のようになります。

サッシのゴムパッキンにカビが生えたり、壁紙が剥がれたりしては、節約した意味がありません。家を壊しては本末転倒ですからね。湿度は40%〜50%くらいあれば十分だと割り切って、石油コンロからやかんを下すか、リビングの扉を開けて、湿度を別の部屋へ逃がしましょう。

サーキュレーターによる空気の循環

我が家では、石油コンロの上でやかんを沸かして適度に加湿しつつ、サーキュレーターを回して空気を停滞させないようにしています。

石油コンロの熱の大半は、上に向かいます。天井付近の熱を部屋の下の方へ移動させなければ、人のいるエリアは寒いままです。また、部屋の中で空気が停滞して冷たい部分があると結露してカビの原因になったりします。

寒いからと部屋の温度を1度上げるより、既に暖かい空気を持ってくるか、適切な湿度調整をすれば、体感温度が1度も2度も上昇しますよ。

サーキュレーターの運用コストは微々たるものですが、部屋の温度を上げるよりはずっと安上がりです。また、加湿器が完全に不要となるため、そのぶんと相殺しても導入効果は高いです。



まとめ:便利を選んだら、勝手に「一石七鳥」になっていた

最初はただ「便利そう」と石油コンロを導入しただけでした。それが、気がつけば以下のような「連鎖」を生んでいました。

1.ガスレンジをほぼ使わなくなり、プロパンガス代が激減した。
2.時間を気にせず煮込めるので煮込み料理の質が上がった。
3.石油コンロの24時間運用で、朝の冷え込みから解放された。
4.加湿器は不要になり、加湿にかかるコストを節約できる。
5.安定した温度のおかげで、冬でもレタスが勝手に育っている。
6.育成LEDが明るいので、リビングの照明代が浮いてしまった。
7.冬の高騰する野菜を買わずに済み、食卓が豊かになった。

はじめから「がんばって節約をしよう」と思った訳ではなくではなく、便利そうな道具、楽に過ごせる環境を組み合わせていたら、勝手に節約ができて家計が軽くなっていたという話でした。

そもそも、現在の私のスタンスは「がんばらずに」ですし、これからも「がんばらずに楽して過ごせる」方法や道具があれば、記事にしたいと思います。

もし、今「冬の光熱費が高いな」と感じているなら、難しく考えずにまずは固定費の乗り換えサービスなどで家計の土台を整理しておいて、その上でこういう「遊び」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

いつでも暖かいリビング。石油コンロの上で長時間トロトロに煮込んだ角煮。横を見ると、食べたい時に食べれるレタス。

生活にかかるコストを増やす事無く、無理のない範囲で節約できる冬の過ごし方の紹介でした。

やってみると、「リビングはいつでも暖かくて当然」、「レタスは買わなくてもいつでも食べれる」と錯覚してしまいますよ。

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